国立競技場・早明戦・松任谷由実・ノーサイド
二週間前 12月1日の日曜日、ぼくは数年ぶりで国立競技場に行った。早明戦ラグビーがここで行われるのは最後とあって、千駄ヶ谷駅で電車をおりると 駅から競技場までの歩道はびっしりと人で埋まっている。実を言えば、このときぼくはどちらを応援するかさえ決めないまま人の流れにまかせて歩いていたが、学生が配っている号外のようなものを受け取ると「早稲田スポーツ」という、大学の発行とおぼしきスポーツ新聞だったから、これをもらった偶然に選択をゆだね早稲田側の席で見ることにした。
ぼくにしてはめずらしく この試合のことを知るとすぐにネットでチケットを買った。試合後に松任谷由実が「ノーサイド」を歌うと知ったからだが、試合前日まで会場を秩父宮ラグビー場とばかり思いこんでいたので、チケットを見て会場は国立競技場とあるのを知ると、ぼくはにわかに気合いが入った。満員の観客の只中に身を置いて、新競技場がつくられることで何が失われるのかを知ることができるんだから。
- 2013.12.16 Monday
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- 06:36
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- by 玉井一匡