クサソテツの新緑:栄村
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一昨日 長野県の栄村で、米つくりをやめた棚田の一面にクサソテツが群生しているのを見て、うつくしさに唖然とした。
クサソテツなどというよりもコゴミと言った方がわかりやすいのだが、コゴミというのはクサソテツがゼンマイ状の芽を出したときに食べる山菜としての名称なので、この写真の状態のものは、図鑑に書かれているように「クサソテツ」としておく。
ぼくは、食べ物としてのコゴミよりも先に、葉を拡げた状態のシダとしてのクサソテツが好きになった。新潟にいる母の家の庭に2株ほどがあったのを木の根元に植えて育てていたが、これはためしに数本の芽をとって食べるくらいで、本気で食べるには買ってきた。そうやって6、7年経って、やっと10株をこえるほどに増えた。ひと月ほど前までは枯葉の散り敷いた土から顔を出した芽を踏まないように周囲を囲っていたというのに、今では直径60〜70cmほどに葉を拡げ鑑賞にたえるみごとな観葉植物になった。
シダ類の葉は切れ込みが多いから、陽が当たるとその間から光がこぼれて下の葉にもとどく。とりわけクサソテツは、いつまでも若々しい春のような緑だし、薄い葉そのものも光を透過させるので色が立体的だ。
一昨日 長野県の栄村で、米つくりをやめた棚田の一面にクサソテツが群生しているのを見て、うつくしさに唖然とした。
クサソテツなどというよりもコゴミと言った方がわかりやすいのだが、コゴミというのはクサソテツがゼンマイ状の芽を出したときに食べる山菜としての名称なので、この写真の状態のものは、図鑑に書かれているように「クサソテツ」としておく。
ぼくは、食べ物としてのコゴミよりも先に、葉を拡げた状態のシダとしてのクサソテツが好きになった。新潟にいる母の家の庭に2株ほどがあったのを木の根元に植えて育てていたが、これはためしに数本の芽をとって食べるくらいで、本気で食べるには買ってきた。そうやって6、7年経って、やっと10株をこえるほどに増えた。ひと月ほど前までは枯葉の散り敷いた土から顔を出した芽を踏まないように周囲を囲っていたというのに、今では直径60〜70cmほどに葉を拡げ鑑賞にたえるみごとな観葉植物になった。
シダ類の葉は切れ込みが多いから、陽が当たるとその間から光がこぼれて下の葉にもとどく。とりわけクサソテツは、いつまでも若々しい春のような緑だし、薄い葉そのものも光を透過させるので色が立体的だ。
- 2012.05.30 Wednesday
- Place
- 04:00
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- -
- by 玉井一匡