アシストつきロードバイク

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    ひと月ほど前に、膝と足首と手首が痛いことに気づいた。

     これまで、それぞれ別のときに痛みがあったのだが、それが一緒にいたくなってきたと気づいたのは、間抜けな話だが 事務所の近くの診療所で、受診用紙に膝の痛みを書いているときだった。

     

     もらった薬を飲んで外用薬をつけたら、いまはだいぶよくなってきたのだが、もしかすると 関節の痛みは自転車のせいかもしれないと思いはじめた。

     シフトダウンせずに坂を上ればスピードを出さずに体を鍛えられるから安全じゃないかと思い 実行して数ヶ月、じつは関節に負担をかけていたのかもしれない。

     

     ぼくと同じように 自転車の方も、このところ 後輪がカラカラと軽い金属的な音をたてるようになった。回転軸がブレているのはたしかなんだが、いろいろと試しながら調べても どこから音が出るのか分からない。

     

     いつも行く西早稲田の自転車屋エスビットに行くと「どうしましたか」とお兄さんがドアを開けてくれた。

     状態を話すと「たぶんスポークが緩んでいる。小一時間かかりますがいいですか」という。早稲田の大隈講堂前にあるキャンパス内のカフェで 本を読んだりfacebookに書き込みしたりして戻ると、作業は終わっていた。

     

     店には、ちょっと興味を引くものがあった。ロードバイクに電動アシストをつけた自転車、ヤマハのYPJ-Rという。「意外に面白いから椿山荘の上までのぼって来ませんか?」というから、試乗させてもらった。

     アシストバイクは、デザインを出し惜しみして不細工にしてるのではないかと思うくらい、どれもこれも つまらない鈍重な代物だが、その水準からすると、これは自転車そのものがかっこいい・・・というか、普通にロードバイクだ。アシストバイクで先頭を走っているヤマハがつくったという、アルミフレームのロードレーサーのフレームにバッテリーを貼付けたようなデザインはあたりまえのものだが、他のものと比べれば群を抜いている。

     なにしろ、ぼくは初めてアシストバイクに乗ったから、スタートしたひと踏みからペダルの重さがまったくない、なんという快感。

     すぐに巡航速度に達すると25km/hほどで普通の自転車走行になる。そのとき、アシストから自力の走行に移行するときも徐々にアシストを減らしてゆくので、とても自然だ。ひところ浮世絵春画展に詰めかけたおじさんおばさんが、我が身に鞭打ってのぼっていた急坂が、何の苦もなくのぼれちゃう・・・ああ、なんていい気分。

     

     愛用のモールトンがいかれたら、ブリジストン・モールトンにしようかなと思っていたが、つぎはこっちかもしれない。アシストバイクの設計の進化とぼくの肉体の劣化で、グラフの曲線が交差するときは遠くない。

     自転車屋のお兄さんによれば、ヨーロッパの自転車レースで、フレームの中にバッテリーとモーターを潜ませた女性選手がみつかったので、今年のツールドフランスから、サーマルカメラで「メカニカル ドーピング」を検知することになったという話も聞いた。

     

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     外国のメーカーはどんなものをつくっているのだろうかとネットで調べてみると、オランダで魅力的なアシストバイクがある・・・「Electrifield S」という。

     

     いま、予約受付中だそうだが、ヤマハよりずっとかっこいいし、バッテリーはフレームのパイプの中に、モーターは前輪のハブの中に仕込んであって外からは見えない。にもかかわらず、値段はヤマハよりすこし高いくらいのものだ。

     

     そういえば、このデザインは 以前にこのブログにのアップした自転車「EVO」に似ているんじゃないか。こちらはアシストバイクではないが、水平のパイプの切り口の前後に照明とロックをつけているところなどは同じだ。

     

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    ユーザーとしては とにかく快適でカッコいいアシストバイクが、できるだけ安く手に入るようになればありがたい。ヤマハも、もっといいのをつくってくれないか。ホンダだって、かつては唯一のかっこいいアシストバイクをつくっていたではないか。

    ・・・それとも、EVOがアシストバイクにしてくれるというのでもいい。

     

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      前輪のハブにモーターを仕込んであるから、前輪を交換すれば普通の自転車がアシストバイクになってしまう、駆動法も独創的なのGeo Orbital Wheelというのもある。

     

     しかし、自転車として気持ちよく走れるということが、ぼくにとっては大事なことだ。

     ただひとつ自分で試したことのあるヤマハは、すぐに巡航速度に達して自分自身の脚の力でペダルを分で軽くタイヤをまわし、ぼくと自転車がひとつになって、風のように走ることができそうに感じた。それが自転車の快感なのだ。 

     


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