「主戦場」というドキュメンタリー映画
「デモクラシータイムズ」は、YouTubeで誰もが見ることのできるまっとうな報道メディアのひとつだが、その中に 「世界を変える100人の働き人」というインタビューのプログラムがある。
ゲストの選び方も話のきき方も興味深いのは、インタビュアーである池田香代子がおそらくゲスト選びも自分でやっているからなのだろう。ぼくは 数ヶ月前に気づいたことだが、このタイトルは 彼女が翻訳した「世界がもし100人の村だったら」に因んだものなのだ。
20人目のインタビューのゲストは、ミキ・デザキという日系アメリカ人、「主戦場」という興味深いドキュメンタリー映画を製作監督した人である。4月20日から、東京なら渋谷のイメージフォーラムで公開しているが ぼくはまだ見ていないけれど、このインタビューを見て 必ず見ようと思った。
デザキは、かつて2年間 山形の高校で英語を教えたときに、日本人が 自分たちの行う差別について自覚が乏しいのを知り、それを契機にこの映画をつくるに至ったという。人間に対する人間による「差別」という問題に向き合うために、彼は きわめて困難な題材を選んだ。
- 2019.04.30 Tuesday
- 歴史
- 08:40
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- by 玉井一匡