金柑と桜のある道

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     ぼくが自宅から仕事場にむかうルートは 三つある。

     ちかごろは、コロナと出くわす機会を減らすべく自転車に乗ることが多いけれど、電車に乗るには、北にむかって地下鉄大江戸線か 南下して西武線か、いずれかの最寄駅に行く。

     

     南下ルートの途中に、玄関前の駐車場脇にキンカンの木がある家があって、木は 年中青々として球形に近い樹形を保ち、季節になると鮮やかな黄色をちりばめるのが、この通り道の楽しみのひとつだ。 

     この家のひとは、キンカンの味よりも木の姿を大切にしているのだろう、実が落ちるまでこの姿を保ってくれる。


    さくらが咲いた

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       花咲きぬ

       集えよあまた

       我が谷へ

       やおのひとびと

       ひと葉もちより

       

       あべのおとどしんぞうの、長門のくにのひとびとに詠める

       

      *註

      「吾が谷」はオオタニと呼ばれている

      「やお」は八百と書く

      「ひと葉」は 狸が自在に金に変える葉っぱと「樋口一葉」をかけたもの

      *写真は

       2月に剪定した叔母の家にある桜の樹を剪定したときに捨てられようとした枝を拾って紹興酒の甕に生けておいたら、2週間ほど前に開いたときに撮ったものです。

       白いのは桜だが、ピンクは 生協で買った桃の花。

      ホンダ FITの顔つきが変わった

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         このごろ流れ始めたホンダの新型FITのテレビCMを見て、ぼくはウェブサイトをひらいた。久しぶりにクルマに好印象をもった。

        いや、スズキのジムニーやホンダのS660だけは、ほしいとも思う。

        しかし、いずれも、オフロードや二人乗りオープンという限定されたカテゴリーだ。FITは、ホンダの重要な部分を担う車種だ。

         それが、気の強さといたずらっ気を秘めてこちらを見ている表情は 奈良美智の描く女の子を思わせる。

         

         発売日を2月14日のバレンタインデーに設定している。

        それは 競争より愛 という思いを込めているのだろう。目が大きくなり 口もとが柔らかくなった。内部のデザインも余計な凸凹を減らしていて心地よい。

         

         何年も前から、クルマの人相がすこぶる悪くなって、メーカーは そのまま変えようとしない。大部分が 目をつり上げ、歯をむき出す。大きいクルマ高いクルマには威嚇する奴がいる。

         

         そこに技術的な理由があることは、容易に理解できる・・・ヘッドライトの光源が白熱灯からLEDに代わり、鉄板の加工技術が向上し CADが進歩したために凹凸や切れ込みの多い複雑な形が作りやすくなって、その技術を使おうとしたからだろう。

         しかし、同じ理由から別のデザインが生まれたっていいはずだ。あえて こんなデザインを選ぶのは、排他的で戦闘的であることが買手の欲求を刺激すると、メーカーは考えているわけだ。


        映画館「アップリンク吉祥寺」は映画「主戦場」に似ている

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           このブログで、ドキュメンタリー映画「主戦場」を 監督したミキ・デザキのインタビューについて書いたのは 昨年の4月のことだったが、十日ほど前に やっと「主戦場」を観た。

           決して楽しい映画ではないからだろう、つい観そびれていたのだが、上映館を探すと アップリンク吉祥寺が、日に一回だけ上映していた。

           

           デザキは、従軍慰安婦問題を題材に日・韓・米で関係者にインタビューを重ね、おそらく、ひとりに一回ずつ撮った映像を切り分けて再構成した。それは ドキュメンタリーとしてはあたりまえの編集だが、デザキは、それを モザイクのように小さい断片にして テンポよく並べて見せることで、ぼくたちの頭の中に 彼らが一堂に会し「従軍慰安婦問題」を冷静に議論している場面を組み立てた。

          つまり、主戦場は僕たちひとりひとりの中にあるのだ。

           

           もし 彼らが一堂に会して議論したら 相手に勝つことが目的になって、怒りや憎しみに支配されただろうが、この映画に登場する発言者は 自分の主張を冷静に語る。ケントギルバートや杉田水脈が この映画を見て、だまされたとしてデザキを告訴したというが、むしろ彼らはデザキに感謝すべきだろう。

           

           そもそも映画という技術は画像の残像を利用したものだが、短く切り分けたインタビューの映像の記憶が残っているうちに 速いテンポで続けていくという構成は、「映像」の残像を利用している。デザキは、話し手の主張を曲げるためでなく、冷静な論議の場を作り出すことによって問題の本質を明らかにしようとして細分化と再構築という方法を取ったのだ。

           

           映画を見たあとに映画館の中を歩くと、もうひとつ興味深い発見があった。この映画の構成は、アップリンク吉祥寺の空間の構成に似ているのだ。


          新年おめでとうございます

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            新年あけましておめでとうございます

             

            しばらく前から

            年賀状のデザインは

            一陽来復・干支・太陽・青海波の文様で作りました

            しかし、今年はねずみではなく

            iPhoneで待ち受ける犬の写真を使い

            一陽来復には、前倒しで桜をつけ加えました

             


            日高六郎対論 "戦後民主主義":戦争末期と敗戦直後に知識人が考えたこと

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                1997年に「ETV特集」で2回に分けて放映された 社会学者日高六郎の「ETV特集 日高六郎 対論“戦後民主主義”」をyoutubeで見た。

               第一回の相手は鶴見俊輔、第二回は堤清二にはじまって相手は数人が替わるのだが、とりわけ一回目の鶴見俊輔との話が面白い、感動的でさえある。

               

               1945年7月、日本の無条件降伏まで あとひと月という時期に 日高は海軍技術研究所にいた。そこで日高は自由な提言を求められる。そのときに書いた提言の原稿を、鶴見は番組で初めて目にしたようで、その内容と、日頃の日高のおだやかさと比した文章の激しさに驚きを隠さない。

               

                このふたりは、いずれも青春時代を外国で育った。

              鶴見は中学から大学までアメリカで学び、日高は外交官の息子として青島に生まれ 中学までそこで育ち、中国人に対する日本人の傲慢な態度を目にしていた。しかし日高家は、「シナ人と言ってはいけない、中国人と言いなさい」と 父が子供たちに言うような家庭だった。


              「主戦場」というドキュメンタリー映画

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                 デモクラシータイムズ」は、YouTubeで誰もが見ることのできるまっとうな報道メディアのひとつだが、その中に 「世界を変える100人の働き人」というインタビューのプログラムがある。

                 ゲストの選び方も話のきき方も興味深いのは、インタビュアーである池田香代子がおそらくゲスト選びも自分でやっているからなのだろう。ぼくは 数ヶ月前に気づいたことだが、このタイトルは 彼女が翻訳した「世界がもし100人の村だったら」に因んだものなのだ。

                 

                 20人目のインタビューのゲストは、ミキ・デザキという日系アメリカ人、「主戦場」という興味深いドキュメンタリー映画を製作監督した人である。4月20日から、東京なら渋谷のイメージフォーラムで公開しているが ぼくはまだ見ていないけれど、このインタビューを見て 必ず見ようと思った。


                 デザキは、かつて2年間 山形の高校で英語を教えたときに、日本人が 自分たちの行う差別について自覚が乏しいのを知り、それを契機にこの映画をつくるに至ったという。人間に対する人間による「差別」という問題に向き合うために、彼は きわめて困難な題材を選んだ。


                「宝島」

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                  「宝島」/真藤順丈/講談社/1,850円

                   

                   面白かった。

                   戦後の沖縄で アメリカの圧倒的な力の支配に抗うことによって、自己と沖縄を必死で構築してゆく若者たちの物語である。

                   

                   タイトルは「宝島」というものの、一攫千金の話でも浮わついた夢物語でもない。「ヌチドゥタカラ:命が宝」という沖縄のことばがあることを ぼくたちも知っているけれど、おそらくこれは そこで言う「宝」なのだ。

                   戦後沖縄で起きた米軍がらみの事件を下敷きに、いわゆる沖縄返還の頃までを時代背景にしている。いや、本当の主人公は「沖縄」そのものなのかもしれない。

                   

                   ぼくは2回も電車を乗り越すほど 夢中になったにしては、読了まで1週間以上かかってしまった。

                   沖縄の出来事を憶えてはいても、そのときの沖縄のひとたちの思いを知っている訳ではないから、読み始めのぼくは さながら 見知らぬグループのデモに紛れ込んだようで 心から共鳴することができないままだったからだ。

                   

                   とりわけ、この物語の軸をなす「戦果アギヤ−」(戦果をあげる者たちといった意味だと書かれている)という言葉は、この本で はじめて知ったものだった。家を焼かれ家族を殺され土地を奪われた沖縄の 敗戦直後の若者たちがつくったチームが、綿密な計画を立てて米軍の基地に潜り込み、物資を盗んで来るのだ。

                   これがフィクションなのか歴史上の事実であったのか ぼくは分からず、 したがって どう受けとればいいのか定かでないままに読みすすめていた。


                  米軍の戦争と辺野古基地にかかわる ふたつのインタビュー

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                      世界中の人々が見ているIOC総会の壇上で、福島の原発の汚染水は完全にコントロールされていると、公然と嘘をついた人物が、いまだにぼくたちの国の代表者であるだけでも耐えがたいことだが、彼はNHKの討論でふたたび あからさまな嘘をついた。その間にも彼はたくさんの嘘を言い続け自殺者さえ出しながら平然としているものだから、またかと思うだけですまされてしまいそうで心配でならない。

                     

                     彼の意を受けた連中が沖縄の首長に圧力をかけているからに違いないが、沖縄の県民投票を実施しないと言う首長が5人も出て来た。
                     その自治体のひとつである宜野湾の市役所の前で県民投票の会代表の元山仁士郎くんがハンガーストライキを続け 県民投票実施を訴える。彼に対して右翼が難癖をつけるそうだが、数日前にウーマンラッシュアワーの村本が話を聞きに行った。
                     また、デモクラシータイムズは 昨年10月にアメリカの平和団体 ベテランズ・フォー・ピースのメンバー二人にインタビューした映像を、この時期にYouTubeで公開した。
                     つぎの二つがそれだが、これを見ると、米軍の基地を支えるということが 沖縄と世界に何をもたらすのかが よく理解できる。

                    私の戦争 元米兵は語る ベテランズ・フォー・ピースに訊く/デモクラシータイムズ(インタビュアー山田厚史・2018.10.18収録2019.1.17YouTube公開)

                    ウーマンラッシュアワーの村本さん、ハンスト中の元山県民投票の会代表を訪問(2019.1.16公開)

                     


                    平成三十一年 あけまして おめでとうございます

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                      あけましておめでとうございます

                      本年もよろしくお願いいたします

                       

                      イチヨウライフクカデンイノシシニテンジ

                      イチジンケッキリカニカゲヲアキラカニス

                      と詠むつもりです

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